アライグマとの戦い② [ペット]
数日間、新しく買った金魚に被害はなかった。水槽の水も嫌がらせで毎日3分の1換水をしてきれいに保った。
悔しがってるやろうなこの四足、鉄板に足形ついてるもんな・・・。ちょっぴりリベンジした気分だった。
そんなある日、変事があった。プロ野球を夜に見ていると水槽が置いてある窓の外に四足の動物が現れた。
「なんだこれ、たぬきか・・・。ええ、たぬきって金魚食べるんか。」
見ていると前足で必死になって水槽にフタしている鉄板をのけようとしている。
しかし、つるつる滑って鉄板は動かない。こんなことをあれから毎日繰り返したらしい。
今、ガラス一枚隔てた部屋の中から私が見ていることにも気づかず、必死で鉄板をのけようとしている。
終いには怒ったのか、
『ふぎゃあーーーーー、ふぎゃ、ふぎゃあああああああ。』
と奇声を発して鉄板を叩いた。
『あほかこいつ、いい加減俺が見ていることに気づけよ。』
そう思った私は、気付かせるためにガラスをたたいた。
流石に気付いたたぬきらしき生き物は、逃げると思いきや、水槽の上に手を付いた状態で仁王立ちし、私をにらんで、
『なんじゃコラ~。これはワシの喰いもんじゃ。渡さへんぞ。』
という気合を込めて、
『かあ~。』
と威嚇の時の声を出して脅してきた。私もその態度にカッと来て、立ち上がって玄関に回り、野球のバットを握って庭に出た。
たぬきらしき生き物は私が獲物を持って殺気を発していることに恐れをなし、脱兎のごとく逃げて行った。
しかし、人を恐れるどころか威嚇してくるとは・・・。なんちゅう危機感のない奴か。本当にたぬきか?
しかし、やつなのだ。3年間育てた金魚を喰ったのも・・・。コメットを喰ったのも、あいつだ。
私は復讐を決意した。
悔しがってるやろうなこの四足、鉄板に足形ついてるもんな・・・。ちょっぴりリベンジした気分だった。
そんなある日、変事があった。プロ野球を夜に見ていると水槽が置いてある窓の外に四足の動物が現れた。
「なんだこれ、たぬきか・・・。ええ、たぬきって金魚食べるんか。」
見ていると前足で必死になって水槽にフタしている鉄板をのけようとしている。
しかし、つるつる滑って鉄板は動かない。こんなことをあれから毎日繰り返したらしい。
今、ガラス一枚隔てた部屋の中から私が見ていることにも気づかず、必死で鉄板をのけようとしている。
終いには怒ったのか、
『ふぎゃあーーーーー、ふぎゃ、ふぎゃあああああああ。』
と奇声を発して鉄板を叩いた。
『あほかこいつ、いい加減俺が見ていることに気づけよ。』
そう思った私は、気付かせるためにガラスをたたいた。
流石に気付いたたぬきらしき生き物は、逃げると思いきや、水槽の上に手を付いた状態で仁王立ちし、私をにらんで、
『なんじゃコラ~。これはワシの喰いもんじゃ。渡さへんぞ。』
という気合を込めて、
『かあ~。』
と威嚇の時の声を出して脅してきた。私もその態度にカッと来て、立ち上がって玄関に回り、野球のバットを握って庭に出た。
たぬきらしき生き物は私が獲物を持って殺気を発していることに恐れをなし、脱兎のごとく逃げて行った。
しかし、人を恐れるどころか威嚇してくるとは・・・。なんちゅう危機感のない奴か。本当にたぬきか?
しかし、やつなのだ。3年間育てた金魚を喰ったのも・・・。コメットを喰ったのも、あいつだ。
私は復讐を決意した。
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